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交ステでこんな小説書いてたなー((懐かしすぎる
でも、結局、運営さんに制限されちゃって、完結しなかったんだよね...

とゆーわけで、その悔しみは、ここで晴らす!←
ここは制限無いから、二次創作おkだよね?
交ステのときとはストーリー変わるかもだけど、よろしく☆

※感想版は別スレで作るから~


【 READY GO !!  START !!! 】
2015/08/27(木) 14:46 No.7 編集 削除
 ♀ 来夏 *raika*
 雅琉夢が好き。優璃の婚約者。凛功守の幼馴染み。

 ♂ 雅琉夢 *garumu*
 来夏が好き。優璃の友達。

 ♂ 凛功守 *rinkusu*
 来夏が好き。来夏の幼馴染み。

 ♂ 優璃 *yuuri*
 来夏の婚約者。雅琉夢の友達。

 ♀ 羽瑠 *haru*
 優璃のロボット。みんなを支える役割。
2015/08/27(木) 15:00 No.1 編集 削除

【 第一話 _ 日常 】

  / わるゆる
 ~garumu~

「おはよう、来夏」
「来夏ちゃん、おっは~」
「おーはーよー」
「皆おはよー!」
 数名の女子生徒が、来夏に声をかける。
 来夏は明るく返事し、少し友達と会話してから、自分の席に着いた。

「来夏、おはよう」
 誰かが来夏の席まで行って、話しかけている。
 その声は、恥ずかしがって言っているように聞こえた。
「おおっ、凛功守、おはよっ」
 来夏の幼馴染み、凛功守だ。
 凛功守はかなり、おとなしい性格なのだ。

「来夏ちゃん、おはよう」
 次に来夏に話しかけたのは、お金持ちの家の子、優璃だ。
「優璃くん、おはよ」
 今度は、来夏が少し緊張気味にしている。
 きっと、優璃スマイルにやられたのだろう。優璃は、誰もが認めるイケメンだから。
 俺には、あんな緊張しないのに。俺は、少々嫉妬した。

 すると、来夏は今度、俺に微笑んだ。
「が~る~む~、おはよ!」
 隣の席の天使、来夏。
 その笑顔を、さっきから待ってたんだ。
「・・・はよ」
 俺は紅潮する顔を隠すように、うつむきながら言った。


 来夏は、誰にでも愛されている。

 
 ――・・・・・・俺にも。
2015/08/27(木) 15:16 No.2 編集 削除

~haru~

 雅琉夢君 ノ データ ヲ 読ミ込ミ中・・・・・・。
 ・・・・・・読ミ込ミ完了!

 中学2年生。性別ハ男。
 身長168cm。体重不明。
 天然パーマ デ 少シ髪ガ巻カレテイル。
 カナリ整ッタ顔立チ デ 「ツンデレイケメン」 ト モテテイル。
 

~garumu~

 来夏とは2年連続同じクラスだ。
 そのおかげか、俺は来夏と仲良くなれている。

 俺は、中学1年生の時、来夏に出会った。
 入学式。彼女の横顔を見て。
 
 ・・・・・・一瞬で、恋に落ちた。

 そして、来夏の笑顔は、さらに惚れさせる。

 今、俺は、隣の席の彼女から目が離せない状態なのだ。
2015/08/27(木) 15:30 No.3 編集 削除

~haru~

 凛功守君 ノ データ ヲ 読ミ込ミ中・・・・・・。
 ・・・・・・読ミ込ミ完了!

 中学2年生。性別ハ男。
 身長160cm。体重不明。
 真ッ黒デ ボサッ トシタ髪。
 黒縁眼鏡ヲ カケテイテ 気ガ弱ク 控エメナ性格。

 
~rinkusu~

 来夏とは、ずっとずっと前からの友達。
 とても小さい頃から、来夏を知ってるんだ。
 僕は、来夏のすべてを知っている。
 そんな来夏の幼馴染みの僕は。
 
 ・・・・・・来夏がずっとずっと前から好き。

 来夏はいつだって、気の弱い僕を助けてくれた。
 学校では、来夏が唯一の僕の味方だったと思う。
 
 先を読みすぎ、って思われるかもしれないけど、僕は未来のことまで考えてる。
 来夏と、結婚する。
 結婚したら、今まで僕が来夏に支えられてきた分、今度は僕が来夏を支える、って決めてるんだ。
 僕が仕事に就けば、来夏を不自由なく暮らせてあげるようにできる自信はある。

 だからまず、僕は来夏に告白して、付き合うことから始めるつもりだ。
2015/08/27(木) 16:36 No.4 編集 削除

【 第四話 _ 優璃 】

  / わるゆる
~haru~

 優璃君 ノ データ ヲ 読ミ込ミ中・・・・・・。
 ・・・・・・読ミ込ミ完了!

 中学2年生。性別ハ男。
 身長170cm。体重不明。
 鼻筋ノ通ッタ、整ッタ顔立チ ナタメ 「王子様」 ト 呼バレテイル。
 誰ニデモ 平等ニ 接シテイテ 皆ニ 慕ワレテイル。
 
 
~yuuri~

 僕の父さんは、ロボット会社大手企業の社長だ。
 僕のロボット・羽瑠は、父さんがつくってくれたもの。
 僕は大人になると、父さんの会社を引き継ぐことが決まっている。
 だから、僕は必死に勉強に励み、周りの人と公平に接することを大切にしているんだ。

 そんな、いろんなことに夢中になっている僕。
 もうひとつ、夢中になってしまうことがあった。
 最近、同じクラスの来夏ちゃんが、気になってしょうがないんだ。
 皆に平等、って腹に決めてあったのに、どうしても来夏ちゃんには・・・。
 
 ・・・・・・どうやら僕は、来夏ちゃんに夢中みたいだ。
2015/08/28(金) 16:37 No.5 編集 削除

【 第五話 _ 羽瑠 】

  / わるゆる

~haru~

 エ・・・ 私ノ情報 必要デスカ・・・?
 ・・・私 ノ データ 読ミ込ミ中・・・・・・。
 ・・・・・・読ミ込ミ完了・・・。

 優璃様 ノ オ手伝イ ロボット。
 ピンク色 ノ 謎ノ 胴体。目ハ 液晶画面。
 優璃様 ヤ ソノ周リノ方々 等ヲ 精一杯 支エラレルヨウ 努力シテオリマス。
 
 ハイ・・・以上デス。
2015/08/28(金) 16:59 No.6 編集 削除

【 第六話 _ 来夏 】

  / わるゆる

~haru~

 来夏サン ノ データ ヲ 読ミ込ミ中・・・・・・。
 ・・・・・・読ミ込ミ完了!

 中学2年生。性別ハ女。
 身長155cm。体重不明。
 腰ホド マデ アリソウナ サラサラナ髪ハ イツモ ヒトツニ 束ネテイル。
 大キナ瞳。薄紅色ノ頬ト唇。透キ通ルヨウナ 白イ肌。
 イワユル 「美少女」 デ トテモ 愛サレテイル。


~raika~

 皆、あたしに話しかけてくれる。
 皆、あたしに微笑んでくれる。
 だからあたしは、皆大好き。

 でも、あたしには一つだけ、悩みがあるの。
 
 ・・・・・・たった、一つだけの大きな悩み。

 この悩み、気づいている人はいるのかな。
 この悩み、気づきそうな人はいるのかな。
 
2015/08/28(金) 17:08 No.7 編集 削除

【 第七話 _ 目撃 】

  / わるゆる

~garumu~

 今日は、俺のほうから声をかけよう。
「おはよう」
の一言を、自分から言ってみるんだ。

 そう決心し、教室に足を踏み入れる。
 すると、もう来夏は席に座っていた。

「らぃ・・・」
 来夏に近づこうとして、俺ははっ、と口をつぐんだ。
 来夏の様子が変だ。ぼーっ、としている。
 あ・・・来夏は何か持っていた。あれは・・・手紙・・・!?
 来夏への手紙って・・・まさか!

 来夏は、そばに立つ俺に気が付かないまま、席を離れ、廊下へ向かっている。
 好奇心を抑えきれず、俺は来夏の後をつけた。
 結局、来夏は校舎裏に行った。
 俺は、近くの場所で死角になる所を探し、身を隠す。

 少し経つと、俺らと同じ制服を着た男子生徒がやってきた。
「来夏さん、待たせてごめんなさいっ。
 俺が呼び出したっていうのに・・・ったくもう、俺ッたら」
 その男子生徒の上履きの色は、緑。緑は、3年生の印だ。
 ちなみに、俺たち2年生は赤である。

「いえ・・・それより、言いたいことって・・・」
 ここまできたら、予想がつく。
 この男子の先輩が、来夏に言いたいこと・・・それは。

「来夏さん・・・・・・好きです、付き合ってください」

 やっぱりだ・・・。
 そして、気になるのは、来夏の答え。
 来夏・・・何て言うんだ?

「・・・ごめんなさい。あたし・・・・・・他に好きな人がいるんです」

 その言葉は、俺に大きな衝撃を与えた。
2015/08/28(金) 18:42 No.8 編集 削除

【 第八話 _ 決意 】

  / わるゆる

~garumu~

 来夏は、たくさんの人に愛されている。
 
 だから・・・。
 手が届く距離にいても、その手が届かなくなる前に。
 来夏の視界から、自分が消えてしまう前に。

 ・・・・・・来夏に、はやくこの想いを伝えなければ。

 先手必勝と考えた俺は、ついに決意した。

  ・・・来夏に、告白することを。

 恥ずかしい。
 絶対、恥ずかしいだろう。
 でも、その恥ずかしさを断ち切って、言わないと。
 ここで頑張らないと、来夏は遠くへ行ってしまう気がする。

 告白の言葉・・・考えなきゃな。
 だ、抱きしめ合ったりしてみる・・・?
 きっ・・・キスとか、すんのかな・・・!?

 胸がどきどきする。
 まだ、告白したわけでもないのに。
 考えるだけで、緊張してしまう。

 
 ――来夏・・・好きだ。


 隣の席の彼女に、俺は恋に落ちた。
2015/08/31(月) 16:14 No.9 編集 削除

【 第九話 _ 初恋 】

  / わるゆる

~garumu~

「来夏――・・・・・・好きだ」

 放課後の屋上。
 爽やかな春の風が、制服がはためかせる。
 彼女の、長い綺麗な髪が舞う。
 校庭の隅にあるしだれ桜が、今は視界の下に、小さく見えた。

「雅琉夢・・・・・・」

 彼女の小さな唇が微かに動き、凛とした声が耳に入る。
 その声で、はっ、と俺は我に返った。

「・・・俺と付き合え、来夏」

 つい、上から目線で言ってしまったことに、後悔する。
 多分、俺は今、顔がトマトのように真っ赤になっているだろう。
 そのことが自分でも分かって、余計に恥ずかしかった。


「――あたしも、雅琉夢が好きだよ。
 素直に言ってくれて、ありがとっ。
 つ・・・付き、合おう・・・?」


 風が吹いた。
 春の、涼しげな風だった。
 来夏の髪が、もう一度舞い上がる。
 その来夏の髪と同じく、俺の気持ちも舞い上がっていた。
2015/09/02(水) 19:02 No.10 編集 削除

~raika~

「来夏――・・・・・・好きだ」

 驚いた。とにかく、驚いた。
 最初は、驚きしかなかった。

「雅琉夢・・・・・・」

 あたしは、彼の名をそっと呟いていた。
 気づいたときには、呟いていた。
 

「・・・俺と付き合え、来夏」

 雅琉夢が、恥ずかしそうに目線を横へ逸らす。
 ぶわっ、と雅琉夢の顔が赤くなっていた。
 その様子に、あたしは笑いそうになってしまった。
 やっぱり、雅琉夢は雅琉夢なんだ、って。


「――あたしも、雅琉夢が好きだよ。
 素直に言ってくれて、ありがとっ。
 つ・・・付き、合おう・・・?」


 風が吹いた。
 春の、涼しげな風だった。
 
 緊張したけど、ちゃんと返事した。
 頭が、真っ白になった。だからこそ、本音を言えたんだと思う。

 雅琉夢、好きだよ。
 雅琉夢の素直じゃない性格も、何もかも、好きだよ。
 入学してすぐ雅琉夢に恋してたこと、雅琉夢は気づいてたのかな・・・。
2015/09/06(日) 09:32 No.11 編集 削除
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